« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »

2008年10月

2008年10月29日

診断学時計~「障害」は障害ではない~

ウェブの、サーバーの障害は障害だけど、いわゆる人の「障害」は障害ではないと思う。
新聞記事、施設の案内ナドナドいろんなところで、人にこの「さし障りのある害」という漢字が使われているのを見るたび、いつも痛ましく、腹立たしくてならない。少なくとも障碍、障がい、にしようよ。

「いわゆる健常者である私たちのほうが自分たちに都合のよい社会をつくっちゃってるんだから、申し訳ないわね、歩み寄らなきゃね」というのも違うと思う。(イチバン鼻持ちならないと思う)

いつも想うのは、治療教育の診断学時計。
Photo


大阪の脇坂さんご夫妻に教えていただいたものです。文字盤の周囲に対照的な症候が並んでいる。文字盤のど真ん中が理想のバランス。つまり、「健常」者は障害の要素をぜんぜんもっていないのではなくて、全部混ざって持っているからバランスが取れている(「野菜生活」みたい)。「障害」者は純粋タイプ(「トロピカーナ100%」みたい)。卑近な例になりましたが、治療教育は文字盤の外には霊的存在の世界(果物そのもの?おお、しつこい。)が広がっていると考えます。

黄色はどしろうとの私が推測する現代の先進国都会人の分布のつもり。そう、時代、地域によって、文字盤の中心と分布の中心のずれ方は違いますし、いまだ成長途上の人類は文字盤と同心円で分布したことはないようです。

興味深い話があります。19世紀、ダウン症例はあまり報告されていませんでした。社会全体が今よりずっとダウン症に似て人懐こく、ゆっくりして、ぽっちゃりさんが多かったからだそうす。20世紀になって、ダウン症報告例の増加と入れ替わるように減ったのがクレチン症だそうです(栄養事情もあるようですが)。社会は自分たちに似ているものは看過し、対極的、異質なものを「障害」と呼ぶ傾向があるのではないでしょうか。でも、「障害」と呼ぶありようの中にこそ、耳をすませるべき警鐘が響いているように思います。

| | コメント (3)

2008年10月26日

二十日大根の収穫

9月下旬に家庭菜園に種を蒔いたはつかだいこん、4割収穫いたしました。今日は、地面の上にカブの部分がまるまると顔を出していて、かわいらしかったこと!

10月4日のようす
Dsc_0151

10月14日の収穫
Dsc_0154

10月26日の収穫 単三電池とせいくらべ
Dsc_0155

種は埼玉で自家採種・有機/バイオダイナミック農法をこころみる「たねの森」さんhttp://www.tanenomori.org/のもの。品種は詳しくは、「ソラ・ラディッシュ」といいます。

種まき、間引き(ではなく、分家と引越しにした)、追肥はみな、熊本のぽっこわぱ(pourquis pas?)さんhttp://www.ryeda.or.jp/joho/shuno/KUMA98.htmlの種まきカレンダーhttp://www.emily-garden.net/books/508.htmlにしたがい、根の日にいたしました。

その結果、もう、ほんとうにぷりぷりのはちきれんばかりのはつかだいこんの収穫となりました。

今、畑にあるものは以下のとおりです。アブラナ科のものはあおむしくんたちにやられていますが、農薬は使っていません。そのほうが、野菜が「こら!あっちいけ!」とフィトンチッドに類似した物質を分泌し、それが旨味になるとも聞いたもので、鷹揚にしています。でも、どなたか、アイデアがおありでしたら教えてください。

(☆=たねの森さんから種購入)
コーールラビ1種2株キャベツ2種各2株
カリフラワー2種各2株
ブロッコリ2種各2株
中国白菜1種3株
☆宮重大根
☆ロデリカにんじん
☆リバーサイド・オニオン(育苗中)
あぶらな
じゃがいいも沢山(父の芋ほりがテキトーなので、居残りさんだけで居留地ができました)
にら沢山
わけぎ沢山
あさつき沢山

10月4日のようす
Dsc_0150

| | コメント (4)

2008年10月23日

「まず受信体たれ」

いろいろと、写真におさめたいものは目に入るのですが、なんともデジカメの具合が悪く、おまけに携帯カメラまで故障、不如意にしております。しばらくはコトバばかりになるかな。

表記のコトバ、「自分の声を見出す」ためのトマティス・メソッドのCAV(発声)講座で霊感のようにひびいた先生の言葉です。この講座、生声で仕事をする職業通訳者のみなさんにおすすめしたい!いくら話しても疲れないし、聴いているほうもとても楽。いいことずくめです。
http://www.tomatis-japan.com/course/other/co_voice.html


トマティスは自分の声を見出す・体をひびかせるといっても、懸命に「発信体」として声を出し、外に出た自分の声をモニターし、ああでもない、こうでもない、と模索するのとはぜんぜん違う。

ひびきはすでにはじめから世界に備えられてあるのです。それを受け止めてから、受け止めたままに出せばいい。そのひびきが骨に入るとき、ささやかな骨導ハミングが鳴り始めます。アンカヴァリング・ザ・ヴォイス(シュタイナーの歌唱法)でいうngの音にとても似ています。

「その半分にして。」先生はいつも骨導ハミング音を、極小に導きます。体の内側をひっそり静かにするためです。体の内側が怒鳴っていたら、外に出てくる声はどんなでしょう。この、ボリュームを落とす瞬間、手ですくった川底の砂から、砂金だけを残して砂を流し落とすような感じがします。

| | コメント (5)

2008年10月22日

教師のうつ、企業の3倍

朝からとんでもないけど、やっぱりな、なニュース。

教師ほど、毀誉褒貶の激しく、実は社会に理解されていない仕事はないのでは。慇懃丁重に扱われているようで、どこか軽蔑されている。なあなあな仕事ぶりでも、献身的でも、組織的に評価する仕組みはほとんどない。というのも、一般の学校では、学校独自の人材育成なんてビジョンは滅多にないから。それでも、生徒の喜びを最大の報償にがんばってしまう。

うつの先生たちは、これから先どうするのだろう。
うつに、抗うつ剤では本当に解決にならないよ。

バイオグラフィー・ワークで自分の人生に浮き上がる模様に気づく、とか、
オイリュトミーで、浅く狭くなった呼吸とからだの動きを生き返らせる、とか、

やっぱり、人智学の芸術がお金持ちのサロン活動を卒業して、社会に貢献するときがきているのだと思う。

| | コメント (5)

体の動きが脳をつくる、は魅力的だけど

またお久しぶりになってしまいました。

10月初旬、教育キネシオロジーの通訳をつとめていました。

この教育キネシオロジー、簡単な体の動きを意識的に行うことによって、発達の過程ですっとばしたり、ゆがんだりしていた過程を調整するというもの。いろいろな講座がととのっていますが、「ブレイン・ジム」が入門編。そのあと、今回開講された「ヴィジョン・サークル」(観る、とは眼球だけですることではない。前庭、固有受容を活性化するいろいろな体操)、「ダブル・ドゥードゥル」(左右両手で絵を描く)などにすすみます。

脳は中央司令塔ではなく、鏡なのだ、体を動かすことで、過去の忘れ物も拾いに行けるのだ、というのはたいへん励まされる考え方です。

ただ、1講座あたりの参加費、インストラクター制度などはアメリカ本部の規定に従っているのでしょう。日本の世間にはあまりなじみではない仕組みでもあります。これからのインストラクターさんたちの工夫がみどころです。

| | コメント (2)

2008年10月 1日

次のプロジェクトまで、しばし私的時間【骨導ハミングと墨磨り】

ほんとうに間が空いてしまいました。
これまでは公なことがらを書くようにつとめていました。
芸能人のマネージャーみたいに、アンドリュー、バーバラを後部座席に乗せて、
車を運転している気分でした。
ふたりの帰国後、自分の自転車(バイクではない。あんなうるさいもん乗れない。)に乗り換えた気分です。

そこで、次に車にもどるまで、私的なもろもろをつづりたいと思います。

モギケンさんの工夫にならって、朝に前日のことをdebriefingします。

仕事にとりかかる前の儀式がまだ不安定です。
朗読、書道、楽器、トマティス骨導ハミング…トマティスはやっている。
ほんとうは書道もいいのですが、半紙も、枯れ墨も、新しい筆も買ってきた包装のまま。
うん、やっぱりトマティス+書道ををやるぞ。

そうだ!骨導ハミングしながら墨を磨ればいいんだ!

とある日英翻訳。私のドラゴンスピーチは日本語版なので、手で打ち込むことに。
その後、英日翻訳をドラゴンスピーチでやったら、やっぱり楽。
英語版も買おうかな。バイリンガル版は9万もするんです。
別々に買ったほうがよっぽど安い。

ドイツ語の勉強、
ロゼッタワールドのコンテクストのはっきりした美しいパターンプラクティス、
とてもいいと思うけど…高い。
(パターンプラクティスを悪者視する英語教育関係者が多くて残念。工夫次第なのにね。)

で、ここを見つけました。こりゃすごいや。
ロゼッタの構造的堅牢さはないけど、状況はいきいきしている。
http://www.bbc.co.uk/languages/german/
12週かかるらしいけど、そんなにのんびりしたくない。
昨日は6つのブロックの1つめをやりました。
のべ6日でひとめぐり、を何ラウンドかしたほうが流れが身に付きそう。
まあ、要するに学びの場面ではいいかげんに全体把握するのが好きなんです。
(だから試験勉強はほとんどできない)
通訳のときは流れはあってもこまかいつもり。
実に、私は極端ばっかりです。

では、業務復帰

| | コメント (2)

« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »