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2009年1月

2009年1月30日

チャゲアス結成とか解散とかでなく

これなら納得。そんなの、もう知っていたよ、と言いたいくらい。チャゲアスの今後は無期限活動休止となりました。

もうチャゲアスっていうのは、音楽ユニットの名前だけじゃなくて、あのふたりのつながりでもありました。一緒にいなくてもつながってる、一緒にいても、それぞれのミュージシャンであるような。

また、気が向いたときにふらっと一緒に歌ったり…別に、そういうことがなくてもいいし…
25年のつきあいになれば、ちょっとやそっとじゃびっくりしません。

ところでさ、市井の人間関係に、こういう選択ないのかな。

このニュースを見る前に、なぜかゲルマ温浴屋さんでMP3プレーヤーを水没させてしまい、フタをあけて乾かすも今は動いておりません。あ”ー。


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2009年1月29日

知人がマッカーサーに

トマティス・メソッドで、骨導ハミング修行をご一緒している英国人のティモシー・ハリスさん。2月末から放映開始のNHKドラマ「白洲次郎」でダグラス・マッカーサー役で出演なさいます。

英語と米語では舌の位置が違う。これは、意識してがんばってできなくもないけれど、耳が英語モードになれば、自然に下を英語の位置に、米語耳なら米語舌に、と誘導できるのが人間の体の、トマティスの、おもしろいところ。

私も、そろそろ自分の耳の調子をいっぺんしらべてみるかな~。


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2009年1月22日

□いアタマは27個と答える

81個のみかんを3人でわける話。

81÷3=27!

そう答えたあなたは□いアタマを○くしましょう!

金ちゃんの答え:ジュースにしてわける。

みかんは甘いのもすっぱいのも、大きいのも小さいのもあるので、個数でわってもちゃんとわけたことにならない。そこで、ジュースにする、というわけ。ご名答!でも、お父さんの八っつあんがすごい。先生と、「こらあ、正解じゃねえですか」とかけあったあと、「こらあ!81個もジューサーに入らねえってんだ!」と。
はい、ガッテンしていただけましたでしょうか!!

学校関係のみなさま、入学式、始業式に志の輔師匠をお呼びになってはいかがでしょう?

追:大聴覚優位のわたしは、ここのところ、志の輔師匠の口調がうつっております。

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2009年1月20日

「81個のみかんを3人で分けるにはどうしたらいいでしょう」

さあ、みなさんの答えは?これが問題文が「何個ずつ分けたらよいでしょう」だったらツマラナイ計算問題ですが、「どうしたらいいでしょう」となっているのがミソ。さすが、志の輔師匠。

これは「親の顔」という志の輔師匠の創作落語の一節。息子の金ちゃんのテストの点数がふるわなくて呼び出された八っつあんは、先生を前に名・珍問答。親子そろって「○いアタマ」ぶりを大発揮します。

これを全日空機内で聞いた私は、羽田から札幌までひとりで笑いまくりました。やはり、落語は寄席がいいですね。

問題1 太郎君と次郎君が草刈をします。太郎君が1/2、次郎君が1/3やります。どれだけ残るでしょう?
問題2 上記のとおり
問題3 ひつじ、うし、ライオン、いのしし、うま、のうち仲間はずれはどれでしょう?

この落語、DVD化を希望します!
ウェブ上ではこちらで見られるのですが、いいのかなあ、こういうの。

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2009年1月15日

【新リンク】王バイオダイナミックファーム

左の下のほう、そうそう、宮嶋さまのご本がウィジェット操作間違いででん、と構えておられますが、そのちょいとした、王バイオダイナミックファームのリンクを増やしました。ぜひごらんください、ぜひお出かけください。

北海道でどんどん脈動強め、早めているバイオダイナミック農法。この農場でもてる力を発揮していらっしゃるのは、ひびきの村のお百姓にして歌姫だったこのみさんとだんなさんのベンさん。まさに快進撃ともいえる大活躍は素晴らしい!(今日から、ベンさんの英語日記の翻訳を一部お手伝いすることにしました。)

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ピュリッツアー賞はキャンプヒルのビデオ!

キャンプヒルはアントロポゾフィーにもとづいて、「障がい者」と「健常者」が住人として共に働き、暮らす場所。
「利用者」「職員」「施設」というコトバはなじみません。
はじまりはカール・ケーニッヒという人智学徒(アントロポゾフィスト)が亡命先のスコットランドに創設した共同体。
その後、世界に広がっていきました。

今日は、chikoさんから、カリフォルニアのキャンプヒルを撮ったビデオが賞をとったと教えていただいて、
まねをして私もこちらでご紹介です。

私には、幼い頃に障がい者となった伯父がいて、幼稚園に入るまでは、この伯父が遊びともだちでした。
もし、伯父がここに暮らしていたら、と思い浮かべたりもしています。

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2009年1月14日

わからん!学びのお値段

最終学歴より最新学歴!というフレーズが好き。世の中、学びつくせないものであふれている。
私は、ああ、自分は○○を知らないなあ、と思った瞬間、「きっとセオリーがあるはずだ」「きっと先生がいるはずだ」と、鼻をくんくんさせている。

独学ならなにも心にひっかかるものはない。自分のなまけ心のほかには。

でも、このごろわからないのが、学び、教えるのにかかるお金。
学ぶこと自体がインストラクターになることと密接に結びついている、あるいは、インストラクターになるつもりでないと損をするような料金体系をよく見かける。で、インストラクターになるのに都合100万近くかかる…でも、○○回開講すればモトがとれますよ、とか、まず学んでみたい、というだけでもン十万かかるとか。

そりゃ、価値が移動としてお金が行き来するのはいいんだけど、その額にはびっくり。
しかも、その内容は、もっと安く、もっと沢山の人の手が届くようにしてほしいものばかり。
なかには、正規講座とは別に無料出張講座やボランティア活動を工夫しているところもあるけれど。

別に法的にも問題は無いんだろう。
ひっかかっているのはなんだろう。教員の報酬体系との開き?教員自主研修講座、市町村主催の講座との費用のギャップ?

英語圏の公立教育では、この手の民間の講座を取り入れているケースが沢山。
どういう契約なんだろう。

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2009年1月12日

【誤解】栃木アンダーヘア疑惑

あちゃー!なんてタイトルだ!

我が家の昨日、つまり日曜日、主日の朝食の話題であります。

昨年末栃木に移住した私の両親が滞在中。コミュニティ・カレッジ通いに忙しい母に、私がかねてからの問いをぶつけたのでした。「おとーさんと、おかーさん、どうして結婚したの?」いや、ちがうちがう、そんなこと、30年前に訊ねても不毛なことわかっちょる。

「栃木と群馬は、なんで下毛(しもつけ)、上毛(かみつけ)というの?ヘアヌードみたい。」

さあ、たいへん、温泉卵もほったらかし、コーヒーもわすれて、無敵のアラカン・ガールscissorsしゃべる、しゃべる。

つまり、「け」とは「き」が転じたもの。「き」は「きぬ=絹」のことだったとさ。「下の絹の国=しもつけのきぬのくに」。まあ、ここらへんが、音の自然として、ひとつになって、「絹」が「毛」になったそうな。こりゃあ、近代紡績としたら、ヌード以前に、シルクとウールの違いじゃないの。

「きぬ」を暴れ川にあてはめて「鬼怒」としちゃうあたり、地元のクリエイティビティとイマジネーションはいいけど、氾濫体験でもないと、よその人はびっくりするでしょう?

母には、自分でブログを書くようにすすめました。大学の先生と「情報」としては同じでも、「うちの馬鹿娘がこんな質問をしおって…」とプロセスを書くのは、「ストーリー」として違うでしょう?

おそるべし、アラカン・ガール。

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2009年1月11日

人智学出版社の幻本が新本定価販売

さてさてー!久しぶりに公なプロジェクト始動です。

書店「ちえの木の実」に代わりましてお知らせいたします。

このたび、縁あって、人智学出版社で精力的に活躍なさった河西善治さんから、お手許の在庫を「ちえの木の実」でお預かり、販売する運びとなりました。数少ない古本にも法外な値段がついていて手に入れにくい状態が続いていたものも含んでいますが、今回はもちろん新本の定価販売です。

「ちえの木の実」は子どもの豊かな学びと幸せな成長を願う、こだわりの「本のセレクト・ショップ」です。実際に本や、上質な玩具を手にとって、じっくり出会っていただこうと、落ち着いた空間づくりに工夫をこらしています。木をふんだんに使った採光豊かな内装は、渋谷警察と246号線を挟んで向かい側とは思えない静かさです。ぜひ、お気軽に足をお運びくださいませ。お待ちしております。

取り扱う本はこちらのすごいファイル名のリンク「fructusarborissapientiaeanthroposophy.xls」をダウンロード
のとおりですが、各1冊ずつの入荷(売れ次第再入荷)ですので、お出かけ前に電話(03-5468-0621)で在庫をご確認くださいますようお願いいたします。

ちえの木の実 検索→「ちえの木の実」http://www.chienokinomi-books.jp/
住所 東京都渋谷区渋谷2-22-8 名取ビル1F
TEL 03-5468-0621  FAX 03-5468-0622
営業時間 11:00~19:00  定休日 毎週火曜日

なお、今回のこころみは、アントロポゾフィーの出版に関するまったく新しい発想のプロジェクトの一環です。
プロジェクト全体については近日中にお知らせいたします。どうぞお楽しみに。

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2009年1月 9日

2回目の通訳+同時翻訳?!【おせっかいに降って沸く危機】

今日はもう、朝からチャゲアス騒ぎでなんだか調子狂っちゃいます。
すごいもんですね、タイトルにチャゲアスと入れただけで、アクセスの伸びること。
これから毎日チャゲアスネタにしようかな。(チャゲアスは私の治癒教育であります!happy02屁理屈だけど事実だ。)

で、通訳の話が初回でとまったままで、ちっとも進歩していないのでちょっとばかりその先を。

実は、大学、院時代、通訳の仕事に興味はなかったのです。シェイクスピアやらチョーサーやら、ひたすらいにしえの世界を求め、音楽と演劇と文学が一体になっていた時代を訪ねていたもので。大学で「通訳演習」なんて授業が開講されている時間は、ばっちり「中英語」やら「西洋古典」にひたっていました。

いかにも、才気煥発の帰国子女さんたちがビジネス関係で活躍する世界でとてもついていけない…と通訳の世界を色眼鏡で見ていたのですね。

と・こ・ろ・が 降ってくるんだわ。2回目の通訳はなんといきなり、今で言えば「日英同時ウィスパリング」でした。

就職先の母校の年度初めの教員修養会で、隣に座ったアメリカからの宣教師さんたち数人に日本人の先生たちの話し合いの内容を伝える、というものでした。もちろん、買って出るわけがありません。ただ、彼らが困っているのが気になっていたら、目が合ってしまい「今、何をみんな話しているの?」と訊ねられたらもうお仕舞い。

当時は「同時」「逐次」の区別も、ウィスパリングという技法も何にも知りやしません。Iを自分を指すために用いる、なんていう状態。ただ必死でした。

ひとつ、すごいなあ、と思うのは、ある管理職の方が、「新任は大いに学ぶべき立場。あの仕事をどうして先輩たちはやらないのだ」と注意してくれたこと。勢いだけの御バカは少々はっとしたのでした。

その数年後、これまだ無謀な日英同時翻訳!アメリカチームに加わった若手メンバーが、「日本語の礼拝のお話、知りたいなあ。こっちも普段のお話がわかっていないと的外れな話しちゃうし。」と。じゃあ、日本語勉強すればいいジャン。まあ、マスターするまでしょうがないね、ということで、今度は某ロングセラー英単語本を書いておられる先輩と協力することになりました。毎朝交代で、礼拝堂のすみっこに陣取り、大学ノートに日英翻訳を鉛筆書きしたのです。25分の礼拝が終わると、すぐにアメリカチームに回覧、英語の手直しとコメントを書いてもらって、交換日記のようでした。

これは大変でした。速記なんか習っていません。どうしても要約しながら書くことになります。
しかし、要約は翻訳とは別の仕事です。でも、にっちもさっちもいかなきゃやっちゃうんです。

通訳が本職でなかった頃、ルールもセオリーも知らず、タブーもかまわず、なんてめちゃくちゃやってたんだろうと思います。たとえば、いま、ポン、とタンクローリーの鍵を渡されて、「はい!いってきまーす」と首都高走っちゃうくらいのことをしてました。でも、ときどき、人助けしか頭になかったことが懐かしいお笑い草です。

どうも、今になって大学時代の友人で通訳をしている人の話をきくと、いきなりフォーマルな仕事から始めたわけではなく、学生時代にボランティアのつもりで、おせっかいトンデモ通訳であったかい経験をしたことのある人が少なくないようです。

次回、もう1回のトンデモ通訳に背中をおされて、サイマルの門をくぐるところまで。
それから、魂の危機、NHK、シュタイナーと続きます。

読んでくださってありがとうございます。

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【チャゲアス解散?!】この決断はなんだろう

今日は仕事のエンジンもうまくかかりません。

四半世紀大好きなCHAGE&ASKAが解散というニュース。ほんと?

これまでも解散がうわさされるたびに、「もともと解散しているよ。二人なんだから、ひとまとめじゃないの。」と言っていたのに。(これってandの緊張感が出てるなあ。好きだったなあ、この感覚)
ずっと、この感じでいいじゃない。
ふたりでのコンサートが10年にいっぺんになるにしても。

それぞれの世界を描いては、二人に戻ってハモる。そんな呼吸が大好きだった。

このごろASKAさんはまるでシュタイナーのような瞑想的な歌詞をひとりでつむぎ続けて…

実は、わたしがほんとに鬱だったとき、それまで大好きだったチャゲアスがまるで聴けなくなったのです。飽きたのではなく、聴いてもなにも感じられなくなったのです。自分が別人になったようでした。回復すると、また以前と同じようにひびくようになりました。

ここ数ヶ月は、ASKAさんのソロを空気のように感じていました。これからもそうだと思う。
でも、「もう二人で歌うことをしません」といわれると、倍音が消えるような気がするよ。

今までのままでいいじゃない。


「あの人は朝のリレーだ 僕らは願いのリレーだ」―UNI-VERSEより―

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2009年1月 8日

これからの農業のあるべき姿【芽室でドニさんのバイオダイナミック農業講座】

ひさしぶりに、かつてひびきの村でご一緒することのあった友人と連絡が取れました。彼女はいま、村を離れ、自分の農場をパートナーの方と創出しつつあります。すごい!

で、ちょいと急なのですが、お知らせです。今週末に北海道でバイオダイナミック農業の講座です。
ドニさんが足しげく訪問していることからも、北海道での活動の充実、可能性が察せられ、大いに楽しみです!

こちらに、たったいま彼女から送られてきたお知らせをアップしておきます。
「1...pdf」をダウンロード

ちなみに、「経済の友愛」についてかなりはっきりしたことばでの説明が載っているのも、このご案内の特徴ではないかしら。

(ただ…「経済の友愛」はどうもピンとこない。「経費の友愛」なのかな)

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2009年1月 6日

雇い主は

(昨晩酔っ払って書いたので、ちょいと手直ししました)

私たちの雇い主、クライエントは天、神様、仏様、なのだ、と思うのです。

この世でお給料を下さる方はもちろん、ありがたい。
ただ、お給料に見合うだけの仕事をしていればいい、というのは違うと思う。
人の働きは、時間や、量でははかれない部分がある。
神様がいまこの世に必要としている仕事に、それそれの仕方で参加することへの
答えのひとつが、お給料なのだと思う。

いま、派遣契約やら終身雇用やら、
この世で生き延びる物質的条件を脅かされ
もともとのクライエントとの契約を思い出せなくなりそうなつらい思いの人があふれている。

このひとたちは、どんなミッションを担って生まれてきたのだろう。
どんな働きを成す人たちなんだろう。

そのために、わたしたちは何ができるんだろう。

なんだろう。何の危機だろう。何のチャンスだろう。

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2009年1月 4日

誰か教えて!公益資本主義

デフタ・パートナーズの原丈人さんが気になっている。

公益資本主義では企業は社会の公器ととらえ、利潤を株主投資家に吐き出すことはせず、時代のニーズに先がけて応える事業に再投資する…っていうと、ほんとにあたりまえ、ごもっともな感じ。

でも、米国型資本主義では投資家のもうけが最重視され、公益は二の次。

シュタイナー教育の治癒教育では、もちろんギラギラの資本主義はいらない。でも、子どもたち、親御さん、先生たちのニーズに応えるには、お金も物も人もちゃんとまわらなくちゃいけないし、誰かの自己犠牲をあてにしてもいけない。

スタイペンド(?)という必要所得を自己申告するという「共同体」は縮小傾向。
実は、私はシュタイナーの社会三層構造論にも、というか日本の支持者には今は興味が無い。
もともと、現実を否定することをまえもって決めた上で話をしているようで、啓蒙的なばかりで説得力が無い。

シュタイナー教育ではチャイルド・スタディ「子どもの観察」といって子どもの一挙手一投足、肌の肌理、髪のつやまで観察、読み取る時間を大切にする。
同じように、まず今、ここにある社会をくまなく見たい。社会を読むには数字も鍵だ。数字の奥の景色を見たい。

「ソーシャル・スタディ」を原さんたちは大切にしていると思う。
どこへ行ったら、公益資本主義、がっちり学べるんだろう。

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2009年1月 3日

はじめての通訳は

例の5年がかりの治癒教育講座(いわゆる軽度発達障碍、学習困難など)の年末講座通訳。終講翌日に慌てて駆けつけたせっかくの田舎、福島、栃木滞在のあいだも、ふと思い出されるすっきりしない感じ。もう、そんなことわざわざ三が日の間に書くのも縁起が悪い。思い出したくない。勝間和代さんの三毒追放も、ここは超難関。

そこで、気分をかえてはるか昔へ…

私がはじめて通訳を請け負ったのは、大学1年の冬学期のことでした。
バブルがはじけそうで弾けないままどんどん膨らんでいた当時、個人的にはなんの恩恵も受けていなかったけれど、東京近辺は活気の塊。

そこへ、オランダのティルブルグ大学の経営学科の学生一団が研修旅行にやってくるというのです。

学生課に貼り出された「通訳もとむ。1日5000円」(!)のお知らせ。

あのころの私は、「この高校で」「プログレスで」学んでいればどこへいっても英語はトップよ、みたいな安全圏を1段とびで抜かしてしまい、なぜか帰国子女対象の強豪クラスに入れられたばかりに、「池袋」がバッグの一種だと思っている連中に劣等感と「こんなもんじゃないだろう」感を重ねていたのでした。安穏と縁がないのは今生の原則かな。

どういうわけか採用され、オランダの皆さんと名物の学食で顔をあわせてびっくり。みな、ばっちりスーツなのです。日本企業へのワクワク感と敬意でいっぱいだったのだね。英語とドイツ語を足して割ったようなひびきのオランダ語で、打ち合わせにはぴりりと気持ちよい緊張感。

彼らの関心は日本のロジスティクス。彼らと出会ってからねらいがはっきりしてきた私も、ビジネス用語を5日で2000語つめこみ、緑の中に立派な倉庫の林立する、有明、川口あたりの日本の運輸の核心に同道しました。F山通運、I堂などなど…学生訪問団に対応してくれた日本のおじさんたちは、みんな大喜び、生き生きしていました。この会社で、この仕事をするのが誇らしくて仕方ない、外国の学生さんが尋ねてきてくれたのが嬉しくて仕方ない、という空気があふれるようでした。まして、戦後の復興から興味を持っている学生さんが、おじさんたちの親の世代のことまで質問するに至っては、ただのビジネスの訪問ではおさまらない交流となりました。ああ、みんなどうしているんだろう。

あたまもこころもたっぷり動かし、動かされて、長い昼間をすごしたあとで、浅草でひといき、もんじゃ焼きと電気ブランが忘れられません。

あのころの私は、通訳技術の訓練は受けていなかった。だから、ハートで感じたことをよく覚えている。ただ、技術のセオリー無知については、思い出すたび冷や水を浴びる思い。

まさか、魂の危機を前後して、思いがけず抜き差しならぬフォーマルな訓練を受け、いま、こうして
次々とクライエントの扉がひらいていようとは、まったく思いもよらぬこと。

そして、冷や水は自分で浴びるもの。
浴びせようと思っても人には浴びせられない、そして、自分が浴びるばかりでも
「そんなことしなくてよい場所に移ればよい」と人が言うほど簡単ではないと
静かとは呼べない複雑な気持ちでいます。

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