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2012年2月 9日

修道士のうつ病を治したのは

ある日、フランスの耳鼻咽喉科医、トマティス先生は修道院に呼ばれました。

やたらうつ状態を示す修道士が増えたという相談です。話を聴いてみれば、変わったことはただ一つ。修練長の合理主義のモト、朝夕のグレゴリオ聖歌を取りやめたのです。

これを復活したら、みるみる修道士たちは元気を取り戻しました。

朝夕の聖歌の時間は、
①自分のからだを響かせて歌う
②高い天井の空間でその反響をきく
③周囲のひとと響きあう

そして
④ふだんのおしゃべりでは等閑になりがちな滑舌、母音のひびきを確認する
⑤深い呼吸を経験する
⑥スタイルのある古典語にふれる

豊かな時間だったのです。

ありとあらゆる高さの音を含む空間と時間には、人間のからだ、こころ、知性を心地よく目覚めさせる力があったことでしょう。トマティス・メソッドでも、低周波音は身体に、中周波は感情に、高周波は思考に影響することがわかっています。

さて、この経験が毎日あるのとないのとでは、学校でも大違いになる、と私は実感しています。

「ある」の学校でも、学校要覧を見れば、どこも同じように「朝は礼拝をしています」と書いてはありますが…

*場所は? 
体育館?講堂?ゴシック礼拝堂?~音響が全然ちがいます!

*歌い方は? 
讃美歌は4パート楽譜に書いてあるけれど、まさか全員で一番上だけ?それとも初見で4パートにわかれてる?もちろん、4パートの方が、周囲の声にみみをすませ、即座に自分の出すべき音を思い浮かべ、出す練習になります。

このあたりの環境の整え方、歌い方の違いは、オマケとして学習にも大いに影響し、世間はそれを無意識に感じているのではないでしょうか。


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コメント

転載させていただけませんか?

投稿: あすぱら | 2012年2月11日 午後 07時58分

あすぱらさん、お久しぶりです。転載ってあすぱらさんのブログやつぶやきの中でしたら、これでよかったらどうぞご遠慮なく。
ちゃんとした印刷物でしたら、書き足すべきこともありますので、おっしゃってくださいませ♪

投稿: 冠木友紀子 | 2012年2月13日 午後 12時01分

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