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2012年3月

2012年3月 1日

「運動神経が悪い」のいい加減!その①

「運動神経が悪い」軽い感じで使われる言葉です。
でも、そこに見えることは、学びにも深く結びついている、と思うのです。

何をかくそう、この私、先生がたに
「見た目はスポーツっぽいのにねえ」
「努力はクラス一番なのにねえ」
と言われるほど、運動がダメでした。

とにかく体育の時間がひたすら苦痛。
何でも一生懸命やるのに、ドッジボールは球をとれない。
投げればすぐ近くにポトリ。ただただ逃げまくる…
でも、がんばって最後まで生き残っても集中砲火を浴びるだけ。

ホントに情けないこと。

跳び箱なんて足が止まってしまう…。

思うように動かない自分の体はずた袋のように思えました。

体育だけ5段階で2がつくものだから、母などは心配して
「これであの学校が受験できるでしょうか」
と塾に相談したほどです。(それはそれで面白い)

ところが水泳と卓球は突然クラスのトップレベル。
こりゃいったいどういうことでしょう?
「運動神経」がパアなら説明のつかないことです。

正直言って、運動神経、なんていう大ざっぱなくくり方は
観察する側の怠慢
だと思うのです。言われた本人は
「生まれつきなのか、何やってもダメなのか。私はかっこわるい。」
とがっかりするばかりです。

「あいつは勉強ばかりしているから運動がダメなのだ」
「運動がダメなのだから、あなたは勉強頑張りなさい」
というコメントも見当違いです。

「運動神経の良し悪し」を
感覚と筋肉のスポーツ・レディネスとして
もっと細かく観察すると、
学びのレディネスにつながるいろんなことが見えてきます。


私は遠距離での両眼のチームワークと
遠近の調節のふたつがお粗末で、
その結果、奥行き知覚と追視が苦手だったのです。

当時はそんなこと知りません。
視力検査では常に1.5やら2.0やらをマークしていたのですから!

さて、こんな状態ですと、ボールが2つ飛んでくるように見えて、
どっちをとったらよいかわかりません。
しかも、ぶれて見えます。

跳び箱に向って走るにも、距離がわかっていなかったので
勢いをつけて飛ぶ、という運動を
無意識に計画するどころではなかったのです。

手は両ききに近い状態だったので、
ボールを投げるにしても
いつも左右の手が「今度はどうする?」という状態。
無意識にさっと利き手で投げる子には遅れます。

このような状態だったのには、ATNR(非対称緊張性頸反射)という
「神さまから赤ちゃんへのおみやげキビ団子(賞味期限1年)」を
からからに干上がるまで後生大事にとっておいたためでしょう。

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(キッズレーダー誌 2011年11月号に協力 入手方法はこちら

この「団子」が残っていると、左右の目が鼻の向こうの反対側へ
あんまり行きたがりません。
主犯は正体不明な「運動神経」ではなくおさぼり「動眼神経」だったようです。
(共犯もいるけど)

まあ、誰でも残した饅頭、団子のひとつやふたつあるわけで、
それがご縁でいろんな強み、弱みを持つことになります。

私は耳が働き者になりました。

「お嬢さんは授業中ぽーっと外を見ているのに、あてるとちゃんと答える」
と担任の先生が不思議がっていたのも、うなづけます。
耳はちゃんと働いていたのです。

でも耳だけではねえ…
三鷹の英語だらけ大学で山のようなリーディングアサインメントを
抱えたときの顛末とその後はまた次回。

お読みくださってありがとうございます。

みなさんの「わたし、どうなっていたの?」「うちの子、どうなっているの?」
も歓迎です。メールでもくださいませ。

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